アドバイザーの皆様からのコメント
竹芝Marine-Gateway Minto協議会の2022年度の活動について、第3回みなとフェスタのトークショーの模様をご覧いただき、アドバイザーの皆様よりご意見をいただきました。
東京理科大学理工学部建築学科 教授
伊藤 香織氏
スマートシティ「東京都の目指すスマートシティと竹芝の目指す姿」
- データを活用したまちづくりは,実装や実証実験などのレベルで取り組みが進んでいる。今後もさらなる進捗やエリア間連携も期待したい。一方で,これはサービスの提供側と享受側に二分された世界に見える。多様なプレイヤーがチャレンジできるまちを目指すなら,官民連携のサービス提供だけでなく,データを用いることで誰もがサービスを享受したり,ときにはサービスを提供したりするようなエリア像を描くべきではないだろうか。
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株式会社スピーク 共同代表/東京R不動産 ディレクター
林 厚見氏
- 島しょ振興WGについては特に関係者の関心や熱意も大きく、今回のトークで紹介された様々なアクションからも新しいつながりは確実に生まれているようです。この先大事だと思うことは、思いを持つ人たち各々の持つ力をうまく活かせるような「一つの作戦筋」を考え出し、リソースを集中していくということです。その際いわゆる観光よりも「関わりのあるもう一つの場所」としての位置付けを生むような事業のアイディアが有効だと考えています。
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日本大学理工学部建築学科 助教/一般社団法人ソトノバ 共同代表理事・編集長
泉山 塁威氏
- 竹芝エリアでは、「空間と時間をシェアする」新たなストリートへの取り組みの可能性がある。これには、スマートシティとの連携によるデータセンシングを活用したスマートストリート、公共空間と道路を一体的に利用する空間の共有、そしてピーク時間帯に合わせた歩行者通行帯の調整が含まれる。これらの施策は、竹芝を歩行者に優しいウォーカブルシティへと導くためのもので、長期的なエリアマネジメントと道路空間の革新的な活用を目指す。これからも、社会実験を通じたアプローチの検証と改善を重ねながら、持続可能な都市開発に貢献していく。
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株式会社Life Design Application 代表
金子 裕氏
- 文化芸術振興WGは、竹芝らしい体験型の文化芸術を通じて様々な挑戦に取り組んでおり感銘を受けました。官民連携によって在住者や在勤者、在学者が交流する場となり、まちの未来に大きく貢献する取り組みだと確信しています。港区は世界的に見てもポテンシャルが高く、竹芝地区は大規模な再開発によって新たな文化を築いていける可能性を秘めています。 今後の取り組みのさらなる拡大を期待しています。